人が集い、つながる、
バー&コミュニティスペース

インタビュー

HIROMAのある青葉様邸の写真

神奈川県の大磯の古民家を自らリフォームし、サンドウィッチバー&コミュニティスペース『night picnic』をオープンしたフードクリエイターの青葉晶子さん。3月ももうすぐ終わりという春の日、オープニングパーティ当日の青葉さんを訪ねました。

目的
(ガスコンロのキッチンは別にあるため)サブキッチン、イベントスペースとして
竣工年月
2021年3月12日
設置場所の広さ
19.44m2
ご納品物
幅900mmキッチンテーブル(IH・食洗機なし)/幅1800mmダイニングテーブル※奥行きを900mmに変更/ウォルナット色/トッププレート2枚

古民家に馴染むウォルナット色のHIROMA

からりと晴れた青空に満開の桜。パーティ日和となったこの日、サンドウィッチバー&コミュニティスペース『night picnic』※1の扉を開けると、青葉さん※2が「こんにちはー」と明るい空気を漂わせて、出迎えてくださいました。

『night picnic』の建物は、築48年の古民家。それを以前リフォームプランナーだった経歴を活かして、青葉さん自身が図面を引き、ご友人の大工さんと二人三脚でリフォームを進めてきました。「イメージしたのは、NYのロフトアパートメントのような、いろいろな文化が入り混じったような雰囲気でした。もともと和室の二間でしたが、天井を外し、壁の色なども自分で塗りました。HIROMAの色をウォルナットにしたのも、そんなイメージにしっくりくると思ったからです。大人っぽい雰囲気で、大好きなゴールドの小物とも相性がよくて気に入っています」

  • ※1 night picnic:インスタグラムはこちら
  • ※2 青葉さん:インスタグラムはこちら
青葉様の写真

食とアートを通じて、ヒト、モノ、コトをつなげたい

リフォームプランナーを経て、ベーカリーやカフェのメニュー開発に従事した後、2019年からはフリーランスのフードクリエイターとして、飲食店のメニュー開発に携わってきた青葉さん。プライベートでも自宅に友人を招きホームパーティを行ったり、レンタルスペースで期間限定のバーを開いたりしてきた彼女にとって、いつか食とアートを通じて、ヒト、モノ、コトをつなげる場所をつくることは長年の夢だったそうです。「大好きなサンドウィッチをお店のメニューにしたいと思っています。サンドウィッチは、すべてが同じ素材、食感だとおいしくない。いろんな歯ざわり、味が重なり合い、調和しておいしくなります。それって人生や人との出合いと似ていると思うんです。『night picnic』もいろいろな人が集う、そういう場所にしたいんです」

そんな場所に、HIROMAはぴったりだと青葉さんは言います。「HIROMAなら、まるでカウンターみたいにワークトップでお料理の準備をしながら、お客様とお話しすることができます。料理教室にもちょうどいいですよね。ダイニングは大きいサイズにしました。詰めれば8人掛けにできますが、ここでは6人でゆったり座ってもらえたらと思っています。キッチンの向きはいろいろ迷いましたが、テラス側の窓を見渡せるようにしました。窓から見える大家さんの畑の風景や、外の光がとてもきれいなんですよ」

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シンクから見るテラスや畑の風景が大好きだという青葉さん

気分に応じてアレンジできる、自由度の高さが魅力

「ここにHIROMAが運ばれてきたときには、言葉にできない感動がありました」と語る青葉さん。実は、青葉さんはモニターキャンペーン※3に応募してくださり、HIROMAを使っていただくことになったお一人。このモニター当選が、人生を変えたというのです。「モニターに選ばれたのは、新型コロナウィルスの流行があって、私の仕事もうまくいかなくなっていた頃でした。当時は少し落ち込んでいましたから、当選のご連絡をいただいたときはちょっと戸惑ったのですが、でもすぐに、これはチャンスなんじゃないかって思ったんです」

HIROMAのモニター当選をきっかけに、古民家をリフォームして、念願のお店を始めようと決意した青葉さん。古民家の近くに引っ越しを決め、企画書を仕上げて、銀行の融資を取り付け、飲食店を経営する許可も得ました。「築48年ですから、床の強度は問題ないか、給排水の床の材質はどうかなど、HIROMAを設置できるかどうか、何度もクリナップのご担当者と打ち合わせをしました。いくつも難題があったのですが、丁寧に相談に乗ってくださいましたし、何かうまくいくときって、すべてが驚くほどスムーズにいくものですね。一つ一つクリアして、オープンの日を迎えることができました。すべてはHIROMAをきっかけに始まった出来事。ここから私の人生が新しく動き出したという思いがあります」

青葉さんはHIROMAを最初に見たときから、ピンとくるものを感じていたそうです。「元リフォームプランナーという職業柄、さまざまなシステムキッチンを見てきましたが、個人的には、『いかにもキッチンだ』という雰囲気のものは好みではなくて。だからHIROMAの持つ『これってシンクなの?』っていう感じがすごく気にいったんです。それに、キッチンテーブル(シンク部分)とダイニングテーブルを離して使うことができ、場合によってはダイニングテーブルをシンクに対してL字型に配置したり、T字型にしたり、空間をフレキシブルに使えるのもとてもいいですね。私は、思いつきでいろいろ始めてしまうので、自由度が高く、その時の気分に応じて配置のアレンジができることは、私の性格にもとても合っていると思います」

  • ※3 モニター応募キャンペーン:現在は終了しています。
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古民家に馴染むHIROMA。小物のセレクトにも青葉さんのセンスが光る

HIROMAを活かして、さらなるアイデアを!

HIROMAの特長を活かせば、まだまだアイデアが湧いてきそうと青葉さんは、笑顔で続けます。「この場所にシンクがあり、水を使えることで、可能性はどんどん広がると思うんです。友人が主宰するお花のワークショップも企画していますし、私が料理をつくりながら友人からお話を聞くYouTubeチャンネルを開設するのもいいね、なんて話もしています」

そして、つくりたいのは、近隣の皆さんや友人が自分の居場所のように感じる場所だと、青葉さんは言います。「今日、オープニングを迎えることができたけれど、まだこの場所は完成していません。テラスにハンモックがあったらいいねというアイデアが出たり、大工さんが設置してくれた薪ストーブを見て、アウトドア関連の仕事をしている友人がソロキャンプのワークショップをやろうかな、なんて話があがったり。娘は絵を描くので、彼女も何か描いてくれるでしょう。こうして場はできたので、これからはみんなでここを育てていけたらと思います。私は、みんなが楽しそうなのを見ているのが好きなんです。私も、私が楽しいと思うことをこれからもやっていきます。同じようにみんなも楽しんでくれたらいいなぁと思いますね」

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「お料理やこの場を通して人と人がつながってくれたらうれしい」と青葉さん
無垢のテーブルの使用シーン写真

お気に入りPOINT

無垢のテーブルは、シミになりやすいのでは?と思っていたのですが、木の質感を活かしつつ、扱いやすいよう加工されているため、緊張することなく日常使いできるところも気に入っています。